なぜあなたが外注したら失敗ばかりするのか? 安く上げて感謝される発注方法AtoZ


最近、ランサーズとかクラウドソーシングというのが出てきたおかげで、いわゆる「外注」が花盛りらしい。

発注する人からも、受注する人からもよく色々相談されるんだけど、その外注(受注)必ず失敗するよ。

なぜあなたが外注したら失敗するのか?

 

まず、外注する側が失敗する大きな理由というのが、想像する努力が欠落してることである。

例えば、スーツを仕立てに行くとして、ジーンズの販売店でオーダーしようとしても相手は困惑するだけ。

何を着ようとしていて、どこへ発注するか頭を整理する必要がある。

頭の整理の仕方として、外注する際の心得をまとめてみるので、何かを頼もうと思い立った時に頭の整理の役に立てて欲しい。

 

 

なんで口だけで発注しようとするの?

殆どの人が、なんだかよくわからないけどきれいなホームページでお客を集めたい(パンフレット代も浮くし得する)、みたいなよくわからない要望だけを他人に伝えて頼もうとしている。

あなたの考えをあなたと同じレベルで理解してる人が世界で何人いるんだろうか?

一部のサイキックを除いたら多分あなた自身しか居ない。

つまり、自分自身しか理解できてないことをモヤモヤとした形で他人に伝えて、何が出来上がるんだろうか。

 

できるだけルーチン化したワークフローに押し込めて、機械的に処理して工数を削減するプロフェッショナルか、暇だからSOHO「でも」やってみるかという奇特な主婦がそこに待ち受けてるだけ。

民事再生法の依頼に行ったら過払い金の精算表を持った事務員が現れて自己破産を勧められました、「あー、こりゃ弁護士事務所じゃなくて自己破産相談所か」みたいな話になる。

大切なのは、文字と数字であなたがやりたいことを「他人に伝える」ことだ。

 

外注候補の人とコンタクトする前のToDoリスト

1:やりたいことを整理しよう

ランサーズとかを俺も見に行ってみたけど、やりたいことを短文で書いてあるだけ。

あれで要求を埋める提案ができるのは超能力者だけじゃないのか。

 

きっと、外注候補の人とやりとりする機会があるはず。その時に大切なのは何を伝えるかであって、それを伝えるためにあなたが何を準備しているのかってことだ。

まず、人に見積もりとかを依頼する前の前の段階で、自分が何をやりたいか、手書きメモでもなんでもいいので書き出してみよう。

美容室の経営者の人が、「ブログとお店のホームページを外注したい」となったら、さしずめ

 

・ブログで地域の読者を得られないか。来店してくれた人と交流できれば嬉しい

・パンフレットと両方実行する予算がないので、代用できるものにしたい

・予約できるフォームもあれば嬉しい

・営業カレンダーも付けたい

 

まずこんなところになるんだろう。

 

2:メモの中身を並び替える

今度は箇条書きにしたそのメモに優先順位をつけて並べ替えてみよう。

パターン1 パンフレットの代わりに

1 パンフレットと両方実行する予算がないので、代用できるものにしたい

2 営業カレンダーも付けたい

3 予約できるフォームもあれば嬉しい

4 ブログで地域の読者を得られないか。来店してくれた人と交流できれば嬉しい

 

パターン2 電話番・店番代わりに使いたい

1 予約できるフォーム必須

2 営業カレンダー必須

3 ブログで地域の読者を得られないか。来店してくれた人と交流できれば嬉しい

4 パンフレットと両方実行する予算がないので、代用できるものにしたい

 

パターン3 営業機能を強化したい

1 ブログで地域の読者と交流する。来店してくれた人と特に交流したい

2 営業カレンダー必須

3 予約できるフォーム必須

4 パンフレットと両方実行する予算がないので、代用できるものにしたい

 

3:モデルケースを「自分で」探す

「だってうちはオンリーワン目指して頑張ってるんですよ」とかそういうのは寝言であり、妄想にすぎない。

大抵、アンタが考えたことは誰かが同じようなことをすでにやっている。

キリスト生誕以来人類のイマジネーションの独占に成功したものは存在しない。

大切なのはより巧妙にやっているやつをもっと巧妙に模倣することだ。

 

先ほどの美容室の経営者、察するにすでに目標にして目指しちゃってるような成功者がいるんじゃないだろうか。

まずはそのあたりから「自分のやりたいこと」を実現してる人や、近いことをやってる人の実例を目で見ることだ。

——–

モデルケースの経営者の成功例を見たら、スタッフが交代でブログを毎日つけていた。

そこでは地方祭の案内や参加した感想、連休に仲間と海に行った話などを書き綴り、スタッフとその友達、顧客も入り混じって賑やかなやりとりが繰り広げられている。

「リピーターが途絶えないわけだ、あそこのお店・・・・」

——–

どうやら優先順位を並べ替えたものの中で、パターン3が最も目指すべき成功例らしい。

この段階でひな形の構想ができているはず。

 

4:モデル例を分解する

ここまで出来たら、モデルケースのサイトを分解する作業の始まり。

 

TOPページには5つの項目が挙げられている。

・スタッフブログ/最新のコメント

・最近挑戦した新しいヘアスタイル、注目の芸能人のヘアスタイル

・新しく扱い始めたオーガニックヘアケア用品

・オンラインの割引クーポンや、リピーターならではの特典の解説

・お客様からの声、FAQ

 

しかも、携帯電話からもどうやら見えるようなデザインになっている。

それらをじっくり観察したあと、まずプリントアウトしてみればいい。

 

5:モデルケースと要求のリストを突き合わせる

今度は優先順位で並べ替えたパターンの添削。

パターン3 営業機能を強化したい

1 ブログで地域の読者と交流する。来店してくれた人と特に交流したい
→ モデル例に負けないブログを作るために携帯電話のレイアウトをもっと見やすくしたい

2 営業カレンダー必須 
→ ブログで代用できるなら必要なし

3 予約できるフォーム必須
→ ブログで代用できるなら必要なし

4 パンフレットと両方実行する予算がないので、代用できるものにしたい
→ 得意なヘアスタイルなどお客様に見てもらったほうが良さそうだ

 

およそこういうところに帰着するんだろう。

これだけ整理できたら、欲しい機能・モデル例をもう一度探して、それをリストアップすればいい。

それを写真やお店の資料と一緒に整理すれば、「とにかくホームページが必要なんだ!」と言う意味不明なあなたのアイディアも整理され形がつき命が芽生える。
(もちろん、自己完結してはいけない。今作ってるのは何がやりたいか理解してもらうための、「資料」なんだから。)

 

結論:外注では仏に魂を入れることはできない

それを役に立つ物にしたかったら、仏に魂を入れるのはあなたの仕事である。

外注を利用しようとする多くの人は「考える作業」から他人に丸投げしている。ここ10年20年幅を利かせているコンペ形式の発注なんか、下の下の下と言っていい。

どうして自分に必要なものを他人に提案してもらいたいのか。

 

そして尚図々しいのがそれを安く済ませようという根性じゃないのか?

自分が生活する上で、いったいいくらの金がかかってるだろうか?

たぶん、1~5までの作業を自分でまじめにやったとしても、およそ10-15日間はかかっているだろう。

他人にやらせたら一ヶ月かかるかもしれない。

 

そんなことを他人に丸投げして「安く済むはずがない」のである。

 

そしてそれを解決するために、世の中の大半の人は

  1. ケチを付ける
  2. 相見積もりで何とかしようとする
  3. 他の仕事を匂わせてタダ働きさせようとする

これがどれだけ他人に不快な思いをさせるかも合わせて考えたほうがいい。不愉快じゃないのは実力行使が伴った色仕掛けだけだ。

相手にしても大して儲からない客は、早い話が生ごみである。口きく時間に昼寝した方がマシだ、みんながこう思っている。

 

頭ってのは立場が上になってこそ下げなきゃいけない。

 

「これしか予算がなくて、本当に申し訳ないけど、精一杯です。何とかなりませんか」

大詰めの魔法の言葉はこれしかない。

誠心誠意、一生懸命のごまかしなしが外注を成功させる一番の秘訣。

 

とくに、サラリーマン組の人が無神経なことを言ってるんじゃないか?

相手にも家族や仲間が居て、あなたと同じような生活を営んでいる。

それはつまりあなたと同じ金と時間を使って生きているってことだ。アンタのポケットの中の金で養えるのはせいぜいが犬猫まで。

 

勘違いしないことが、全ての人間関係を円滑にし、世の中を平和にする。

 

 

上手に外注するための準備のまとめ

  1. 考える作業は自分で完結させる。何をしたらいいかが明確になるまで他人の手間をとらせない。
  2. 予算が無いことを率直に伝えて、頭をしっかり下げる。空手形をちらつかせない
  3. 何でも文字と図面にして伝える
  4. 自分の生活にいくらかかってるかまじめに考えてから人に物を頼む(ポケットに入ってる金ですまそうとするな)

整理された資料を形にするだけの、「手を借りるだけ」の「作業の外注」に持っていけるかいけないかが安く上がるか上がらないかの境目と言えるだろう。

曖昧さは取引の爆弾になる。自分の頭で考えぬいて、全てを文字と数字にする癖をつけよう。

 

手離れのいい仕事は誰もにとって福音である。優秀な成果物は発注者の喜び。この5つのステップで仕事は変わる。

 

 

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コメント

    • 名無しさん
    • 2014年 4月 24日

    今まで何故ランサーズを使いこなせなかったのかわかりました。 
    サービスのせいにしていた自分が恥ずかしいです。

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